3文字限定話3(61〜)

ツイッターで「○○は「漢字1」「漢字2」「漢字3」の3文字を使って文章を書きましょう」という診断メーカーがあるのをご存知でしょうか。
某様と一緒にスカイプで話している時、よくこれを使ってお題を貰って小話を書いているのですが、溜まりに溜まったので、纏めてアップすることにしました。
甘凌はいつも書いているので(個人的にこれで甘凌をよく書いているため。)あえてそこは外し、凌統中心に孫呉のキャラや、西涼の二人、諸葛亮が多めです。
色々書いていますがいつもざっと書いているので、内容は似たり寄ったりかもです(特に策凌)。また、長さも長短まちまち。イラストを描かれる方の落書きのようなものだと思ってください。
暇つぶしにでも読んで下さればと思います。
尚、時々話を書くのに夢中になって、ちゃんとお題に応えていない場合もあります;
※印のあるものは性描写ありです。



▼クリックでお題に飛べます。
61子凌と凌操62モブと凌統63甘凌とモブ(※)64黄忠65甘凌66凌統67甘寧68甘凌69凌操と凌統70甘凌71甘凌72甘凌(※)73凌統74子陸と子凌75馬超と黒岱76凌操と凌統77馬岱と陸遜78周瑜と孫権と凌統79呂凌80凌統81陸遜×凌統82呂蒙×凌統83馬岱と凌統84呂蒙と凌統85馬岱と諸葛亮と馬超86陸遜と凌統(※)87甘寧と孫策88甘寧と凌統89甘寧と凌統90馬超と甘寧




61子凌と凌操は「性」と「傷」と「優」を全部使って文章を作りましょう

遠征が終わり邸に帰る。邸が見えた時、いつも通り統が邸の前で待っているのが見えて、つい微笑んだ。
統がふいにこちらをみて、姿を捉えるとすぐに満面の笑みを浮かべて走り寄ってきた。
だが、完全に寄ることなく、統は少し前で立ち尽くしてしまった。

「どうした、統。父だぞ、帰って来たぞ。」

声をかけるが、統はじっと大きな瞳をめぐらし、食い入るように見つめるだけ。そのうち段々笑顔が歪んでいって、とうとうぽろぽろと泣きだしてしまった。
そして、ふらふらと歩み寄ってきて、鎧の前垂れのあたりを掴んだまま離さなくなった。

「ち、父上・・・怪我してる・・・。」
「ああ、そうだな。でもこれくらいの傷、大丈夫だ。生きてるんだ。統がいつも怪我するのと一緒だぞ。」
「一緒じゃないです、大丈夫じゃないです。」

統は少しばかり優しすぎる。
戦場で俺が見た痛みを、そして俺自身の痛みを感じ取っているのだろう。性別を間違えたのだろうか。・・・いや、しかしそれでも武人にならなければ。

「統、いいか。戦に行って、帰ってこなかった奴もいるんだ。統はまた父に会えてうれしいか?」

統は小さくこくりと頷いた。

「よし、では、父にかける言葉はなんだ?」
「・・・ぉ・・・おかえりなさい、父上。」
「よし。じゃあ、ちょっと邸に行って、薬の準備をさせてきなさい。湯も沸かすように言ってくるんだ。できるな?」

再び統はこくりと頷いて、そして頬をぐいと拭って、邸へかけていった。
空を仰いだ。

(ああ、やっぱり、いいなあ。)

傷は痛むが、心は晴れていた。



62モブと凌統は「裸」と「汗」と「欲」を全部使って文章を作りましょう。

凌将軍が一人で鍛練していた光景を偶々見かけた私は、一目で心奪われ、それを盗み見るのが日課となりました。
いつも武闘着に覆われた身は半裸、飛び散る汗一粒もあますことなく、今だけはあの方は私の物…。
沸き立つ欲を抑えるように喉を鳴らした時、凌将軍が挑発の笑みを浮かべてこちらを見たのです。



63甘凌は「裸」と「汗」と「欲」を全部使って文章を作りましょう。

凌統は額の汗を拭って男を見下ろした。
心臓に匕首を突き立て絶命したばかりの男は斥候であったのだが、男もそれに跨がる凌統もまた裸である。
未だ腹の中にいる男のものが冷たくなってゆく感覚に目を細めていると、後ろから知っている気配が近づいてきた。
「そいつも腹上死たぁ、最後に天国見たな。」
「相手するこっちの身にもなれっての。まだ一回もイってないんだぜ?あんた相手してくれよ。」
燻る欲が炎となるのはもうすぐだ。



64黄忠は「入」と「頭」と「悪」を全部使って文章を作りましょう。

何やら広間のほうが騒がしく、軍議を行っているのかと思った。
(年寄りの頭は堅いと思うたか!)
何も聞かされていなかった黄忠は憤慨して広間に入ろうとしたが、黄忠は喜んでくれるだろうかという大徳の声に続いて、皆の思案の言葉が聞こえて踏み留まった。
間が悪かった、今日ばかりは年寄りの特権に甘えてみるとしよう。
(※敬老の日にあげたものでした。)



65甘凌は「強」と「食」と「隠」を全部使って文章を作りましょう。

「出てこい甘寧!」
強圧な大声が木霊して、甘寧は肩を竦めた。
流石に今の凌統を相手にするのはマズい。奴の食べかけの菓子を誤って食べてしまったのだ。
気づいたのは全て食べ終わり、袋に公績の名前を見つけてから。
咄嗟に隠れたはいいが、見つかるのは時間の問題である。甘寧は深く溜息をついた。



66凌統は「鬱」と「温」と「憂」を全部使って文章を作りましょう。

目覚めた時に隣に残る温もりが嫌だ。
跡形もなく全て消えていてほしいのに。夢であったと思いたいのに。
こんなにも冷たい体は求めるものが多すぎる。そんな憂鬱が続く肌色の朝。



67甘寧は「眠」と「夢」と「射」を全部使って文章を作りましょう。

眠っている姿を眺め初めてから、一月が経った。少しも寝返りを打たないから、何度か体をずらしてやったりしている間、その体が酷く細くなっていてつい顔をしかめてしまう。
この長い間、何の夢を見ているのだろう。
いい夢だといい。
起きたらきっとこいつにとって闇が広がるだろうから。
父も精鋭もいない中で、ぽつりと存在する仇。
また体を射るような視線を向けてくるといい。それでお前が自分自身の存在を確かめられるのなら。 甘寧はそっと凌統の頬を撫で上げ、凌統の額にかかった前髪を払い唇を落とした。



68甘凌は「隠」と「圧」と「乱」を全部使って文章を作りましょう。

「いっ・・・〜〜〜っ、・・・!!・・・っ!」
足のツボというのを圧した瞬間、凌統があまりもの痛みに声なき声を上げて飛び上がった。
「おっ!・・・お前、い〜い反応するじゃねぇかよ〜。それでこそ押し甲斐があるってもんよ。」
面白がった甘寧は、足を隠そうとした凌統のそれを掴んで離さず、そのままさらに圧し続け、凌統がごろごろ乱れる所を楽しく眺めていた。
「ちょっ・・・ホントテメェ、それマジやめろっ・・・」
「何なに?おい、ココ膀胱だってよ!お前大丈夫かよ。確かに毎日刺激してっかもしれねえけど・・・」
が、甘寧はふいに目の前が闇に包まれた。余りもの痛みに耐えきれなかった凌統が蹴り上げた足が、思い切り顎に入ったのだ。



69凌操と凌統は「入」「裸」「温」を全部使って文章を作りましょう。

「今日は暑いな。よし統、水浴びをしにいこう!たまには男同士、裸の付き合いというのもいいぞ!」
「いいですね父上!でも、いつも一緒に風呂に入ってるし、たまにというのはなんかちょっと違うような・・・」
「細かいことは気にするな!んー、江は温そうだなあ。海もなあ・・・」
「俺、日焼けしちゃいます。」
「だよなあ。」
「じゃあ、俺は見てますから、父上が水浴びしたらどうです?」
「なんかそれ、立場的に逆じゃないか?統よ。ていうか、若い奴がそんな軟弱なことを言うな!」
「だって俺が日焼けしたところ、父上だって知ってるじゃないですか!真っ赤になってヒリヒリして、痛そうだなあって父上だって言ってたじゃないですか!」
「馬鹿者!日焼けが怖くて水軍できるか!ほら、行くぞ統!お前の泳ぎを見せてみろ!」
「え〜・・・?俺一人で鍛練してますよ〜。」
「駄目だ!!ほら行くぞ!」
「は〜い。」



70甘凌は「進」と「数」と「難」を全部使って文章を作りましょう。

どれだけ回数を重ねても、この一瞬の笑い飛ばせるほど、出来た人間ではない。
無言で覆い被さってきた奴の鳩尾に無言のままに膝を入れ、何事もなかったかのように立ち上がると直ぐに爪先を入り口に向けた。
これで押し倒されたのは何度目だろう。
奴が無理矢理事を進めず、様子を窺って途中で止まる回数と、こちらから殴り飛ばす数もまた同じ。
(遠慮なんてしない奴だと思うんだけどね。何考えてるんだか。ま、どっちつかずな俺も俺か。)
さて、どちらが我慢の限界を迎えるか。難儀だ…。凌統は眉間に皺を寄せた。



71甘凌は「声」と「襲」と「溶」を全部使って文章を作りましょう。

碁盤をひっくり返したのは今日は凌統ではない。
碁石が幾つか池にボチャボチャ落ちて、水底に溶けるように落ちていったのを凌統は黙って見ていた。
「いい加減、腹ァ括れ」と頭の上から声。
何を?と答えてやったら、舌打ちをしてどこかへ行ってしまった。
少し前に、どうしてか好きだと言われたのだ。
返事はずっとしていない。
いや、返事をするのが怖い。そしてそれは奴にもばれている。でも好き嫌いもまた勝負だろ?
(そろそろ襲われるかな。)
取りあえず見える碁石だけ拾い集めて、凌統は何事もなかったようにその場を後にした。



72甘凌は「襲」と「優」と「乱」を全部使って文章を作りましょう。

「へえ…鈴の甘寧様は野郎のご経験もあったわけかい。ま、ご所望なら乱れてやるぜ?」
襲った相手はそういって笑った。
もっと抵抗したなら俺のせいにできるのに、なあ?
だから、柄じゃないが、優しく額に唇を寄せるに留まった。
奴は、酷く泣きそうな顔で「意気地無し」と呟いたが、俺はそれでもいい。



73凌統は「棒」と「肉」と「子」を全部使って文章を作りましょう。

仇に向ける拳も言葉も、全て空を切った。
子供の戯れ言を流すように。
それがやっと相手をする気になったかと思ったら、いつの間にか奴の中で肉欲を満たす対象となっていたのには少し驚いた。
けれど、ようやくこちらを向いたのだ。受けて立とうじゃないか。
凌統は熟れた棒を突き立てられるも、心は喜んでいた。



74子陸と子凌は「滑」と「食」と「脱」を全部使って文章を作りましょう。

※無双年齢設定
家の者が台所で料理している隙を狙って桃を奪うという悪戯をして、脱兎のごとく家を飛び出した凌統は、近くの沼まで駆けた。
お気に入りの場所であるそこは、水が潤うこの地にしては珍しい切り立った山々の合間に出来た小さな沼であったが、水面がとても美しくて、大好きな父にも言っていない秘密の場所で、凌統はいつも沼のほとりにやってくると、昼寝をして過ごすこともあれば、泳ぐ時もあった。
(うーんどうしようかな。あの人に悪いことをしちゃったから、何か綺麗なものでも持って、あとで謝りに行かなくちゃね。)
「あ。」
沼のほとりに先客がいた。
小さな小さな背中はまるで沼の精か何かのようで、凌統は音を立てずに近づき様子を見る。
やや斜め後ろから見ると、その子どもは凌統よりもずっと小さくて、空を仰いで大きくくりくりとした瞳をじっと見開いて垂れる木の枝を眺めていた。
肌が浅黒い。この辺りの奴か、はたまたもう少し南の人間か。
「わあ!」
少年が凌統に気付いて、飛び上がった。
「何してんだい、こんなところで。」
「あ・・・父上と一緒に、この近くに住んでる方にご挨拶に来たのですが・・・。」
といって、少年は自分の足首を見た。
着物の裾から見える足は、膝を擦りむいて血が滲んでいる。
「少しはしゃいでしまって、滑ってここに落ちてしまいました。」
(何だって年齢にそぐわない話し方だねぇ。)
しかし、大きな瞳は少し不安そうに見上げてくるので、凌統は父に教えてもらった薬草を探して揉み解し、自分の帯の切れ端で簡単な手当てをしてやった。
「あ、ありがとうございます。」
「いいのいいの。こんなとこで死なれたら、困るよ。」
「ここは綺麗な場所ですね。」
「だろ?俺のお気に入りの場所なんだよ。」
「お邪魔をしてしまったでしょうか?」
「何いってんだよ、子どもならいいよ。」
「わあ、ありがとうございます!」
「でも、ここは俺の秘密の場所だからな。俺がここを守る将軍で、あんたは副官だ!」
「あはは、わかりました。」
「そうだ、これ、持ってきたんだ。食べるか?」
凌統は、家の者から奪ってきた桃を少年に見せると、少年はたちまち目を輝かせて桃をみた。
「・・・欲しいです。」
「あはは、はいはい。」
弟ができればこんな感じなのかな、凌統はそんなことを思いながら、桃の皮をむきつつ少年の父上が早く来ることを切に願った。



75馬超と黒岱は「乱」と「決」と「涙」を全部使って文章を作りましょう。

光るものは一つだけでいいんだ。 例えばあの太陽みたいに、唯一無二の存在が、たったひとつだけ。
でも、そんな太陽がね、落日したまま昇ってこないんだよ。
若が戻ってこないんだ。
決別の涙を流したような気もする。
けれど乱れた世を憂う暇すらない中で、若が死んだのを世のせいにして流したくない。
誰のせいだ、誰のせいだ?
それとも、若は誰かの皮を被って生きてるのかな?
・・・だから俺は、誰かの皮を剥いで若を探す。
俺が鬼の、鬼ごっこなんでしょ。
小さい頃にやった、アレみたいなさぁ。

「若ぁ。出てきてよぉ。」

俺にまた、光を見せてよぉ。



76凌操と凌統は「濡」と「隠」と「湿」を全部使って文章を作りましょう。

(凌統14歳くらい)
「ただいま帰りました、父上。」
「おい、統。俺に何か隠していることがあるんじゃないか?」
酷い雨の中、全身ずぶ濡れになって帰ってきた息子を見上げ、随分と背が高くなったものだと感心している凌操であったが、声色はやや厳しかった。
最近息子の帰りが遅いのだ。
街で遊んでいるという噂も聞いた。
しかし凌統はといえば、いつものように笑っているだけで、何も言わない。
「お前、姑楼などに行っているのではあるまいな。癖になってはならんぞ。ああいう所には斥候がいたりする。」
「わかってますよ。」
ぶっきらぼうに凌統は応えて、「もう休むのか」という父の声を背にして室に向かった。

本当は、一人、武の鍛錬をしていたのだ。
日中は父の調練を盗み見て、それから一人誰も知らない場所に走って、棍を振るう。
そんな所を見られたくなくて。
でもいつか、あっと言わせたくて。

(期待されてることは分かってるし・・・。もうちょっと、素直にならないとね。ごめんなさい、父上。)

湿った髪を掻きあげて、凌統は疲れた体を寝台に埋めた。



77馬岱と陸遜は「抜」と「抱」と「帯」を全部使って文章を作りましょう。

孫呉からの使者が来たというので、出迎えに出てみると、やってきたのは少年と青年のはざまにいる若い将であった。
これはこれはと馬岱は灰色の瞳をくりくりと巡らし、その印象で情報を掴もうとする。

「やあ、俺は馬岱。諸葛亮殿の言いつけで、君をここで迎えるよう言われてるんだよ。よろしくね。」
「貴方が馬岱殿ですか。お噂は聞いています。私は陸伯言。諸葛亮先生にお会いできる日を楽しみにしていました。」

詮索を興味にすり替え、馬岱が握手を求めるのに伸ばした手は掴まず、陸遜は小さく礼をしにこりと微笑んで挨拶をした。
きっと故意だ。
一応警戒はしているのだろうが、声色からは孫呉の将全体に言える熱さがある。
そして、諸葛亮を師として仰ぐのならば、きっと頭も切れるのであろう。

(言葉ではきっと論破されちゃうだろうねえ。)
(・・・中々読めませんね、侮り難い方です。)

案内をすると言って馬岱は陸遜に背を向けたが、見えない所で互いに肩を竦めていた。



78、周瑜と孫権と凌統は「恥」と「赤」と「腹」を全部使って文章を作りましょう。

(※子凌) 孫権より、凌統を助けてほしいと顔を赤くして涙を滲ませながら希われた周瑜は、やや困惑した。
理由を聞いても、「兄上から凌統を解放してやってほしいのだ」と言うのみで、さっぱり腹の内が読めない。ただ、余りにも必死に縋りついてくるものだから、つい周瑜は二つ返事で承諾してしまった。

孫策の寝室へ行き、孫権の言葉の意味をやっと理解した周瑜は、まず孫策から凌統を引き剥がして自邸へ呼び寄せた。
凌統はあのような恥辱を受けたとは思えない程にとても素直で、自邸では小喬ともすぐに馴染み、周瑜の笛の音にも普通の者がするように感動し、手を叩いて喜んでいた。
しかし、ずっと周瑜が託っているわけにもいかない。
周瑜はある夜、凌統を呼び寄せて話をした。

「凌統。君は凌操という父上がいるな。」
「はい。でも父上は忙しいから、俺が家を守らなくちゃいけないんですけど…。」
「だが、孫策から呼び寄せられる。そうだな。」

凌統はもじもじしながら小さく頷いた。
周瑜は大きく息をついて、凌統の頭に手を乗せた。

「凌操とともに暮らせるようすぐに何とかしてやる。」
「本当ですか!?」
「ああ。それまで、もうしばらく辛抱してくれるか。」
「はい!」
「凌統。今君は誰と一緒にいたい?」
「・・・周瑜様・・・。」

未だもじもじとしている凌統が小さくつぶやいた返答に、つい周瑜は目を丸くしてしまった。

「はっはっは、これは光栄だな。しかし、私もずっと傍にはおれん。そうだ、孫権殿はどうだ。毎日一緒にいるな。」
「孫権様なら・・・でも・・・。」
「孫権殿はああ見えて深く物事を考えられる。そこは孫策と孫権殿は違う。きっと大丈夫だ。」

周瑜はやや不安そうにしている凌統の頭を撫でた。
大丈夫大丈夫と、呪文のように繰り返すそれが、この少年にとって現実のものとなるように。
そして、孫権の願いも叶うように。



79、呂凌は「絶」と「笑」と「出」を全部使って文章を作りましょう。

※5
凌統は、酒瓶を持ってくると杯に酒を並々と注いで卓の向かいの席にそれを置いた。
もうひとつの杯に酒を注ぐ。
それには唇をつけて飲み干したのだけれど、卓の向かいの席のその酒は一分たりとて少なくなってはいない。
向かいの席に座る者はいない。
凌統は、もう一度酒を注いで呷った。
「呂蒙殿、飲みなよ。」
返ってくる応えはない。
「ねえ、呂蒙殿。祝杯をあげようって、言ったじゃないか。」
甘寧の野郎も酒に付き合えってのに、どっかに行ってしまったし。
あんたが死んだ所を俺は見ていないけれど。
それでも、それでもさ。
まだ、その辺りから甘寧の姿を探しに顔を出すんじゃないかって、思うんだよ。
一人で酒を飲んでる姿に見えて笑えるだろうけど。
一人じゃないんだよ。
一人じゃないんだ、絶対に。
「呂蒙殿、せっかくいい酒用意したんだから。」
向かいの卓に伸ばした腕は空を切り、その代わり己の落涙が腕に落ちた。



80凌統は「寝」と「絶」と「湿」を全部使って文章を作りましょう。

瞼を開いた。
辺りを見回した凌統の目に映ったのは、やや心配そうに傍らに立っていた陸遜と、目の前の席に座ってこちらを見ながらニヤついている甘寧。それから、十数人の孫呉の重鎮たちの姿であった。
まだぼんやりとする頭で一体何が起こっているのか理解しようと目をこする。そこで凌統はやっと自分が眠っていたことと、今は軍議中であったことに気付いて、つい顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「凌統殿、珍しいですね。どうかなさいましたか?」
「・・・いや、ごめんごめん。何もないよ。」
「へっ、居眠りこくたぁ肝据わってるじゃねえか。」
「いつも寝てるあんたに言われたくないね。」
懐かしい夢だった。
小さい頃に、父親と一緒に江岸で遊んでいた頃の夢だ。いいや、夢じゃない。本当にあった絶対の出来事、過去だ。
夢を思い出そうとすると、目の辺りが湿るような気がして、凌統は目頭に手をやり、解すように見せかけて涙腺を抑え込む。
ふと、凌統は小声で陸遜に尋ねた。
「なあ、俺、寝ていて何か言ってたか?」
すると、陸遜はにっこりと笑った。
「いいえ?」
「・・・そうかい。」
(どうして今更・・・。)
凌統は幕舎からのぞく白い空を眺めながら、再び弁を奮いはじめた陸遜の声に耳を傾けた。



81陸遜×凌統は「断」と「自」と「水」を全部使って文章を作りましょう。

「ぐっ・・・」
これで何度目だろう。
凌統は、水を張った甕に何度も何度も頭を乱暴に突っ込まれて抑え込まれる。溺死してしまうと思った絶妙な時に束髪を引っ張られて、息をすることを許される。
・・・そうだ、許される。
もう断続的にそれを繰り返しているから、凌統の服も顔も髪も水に濡れて、寒くて歯の根がかみ合わないほど震えていた。身体がくたくたに疲れ果てていても、後ろにいる若い軍師はそれを笑って見ていた。
軍師は自分より若いというのに、抗えないのは本能的に力の差を感じてしまったからだ。
「ああ、濡れたお顔・・・。素晴らしいですね。凌統殿。」
何を考えているのか分からないが、深く好かれていることだけは理解できた。
この軍師がどこでねじ曲がってしまったのか。それを問うことすら、もうできないけれど。



82呂蒙×凌統は「抱」と「断」と「笑」を全部使って文章を作りましょう。

「あれ、呂蒙さん。明日って早いんだっけ?」
事が終わり、既に眠る体制に入っている呂蒙に、凌統は後ろから抱きついてみた。けれど、呂蒙は凌統に構うことなく背を向けているばかり。
「ああ。明日は陸遜と策を練らねばならぬのだが、その前に殿に報告することがあってな。お前にも協力してもらうぞ。」
「ふぅん・・・。」
「分かったな、だからっっ、あ痛っ!!」
呂蒙は突然突き抜けるような痛みが胸に走って、背中を仰け反らせた。
胸元を見れば、胸に寄せられた凌統の指先に、毛根のついた微妙な長さの毛が数本つままれてあった。
所謂己の胸毛である。
凌統は後ろで身体を震わせて笑っている。
「こら!何をする、そこの毛は痛いのだぞ!」
「そんなの俺、生えないから知らないねぇ。」
「こいつは・・・っ」
「じゃあ、もう一発やってよ。」
「断る!」
「ちぇ、つまんねーの。」
凌統は時々こうして甘えてくる。憎らしくも可愛いとは凌統が誰かに言った言葉だった思うが、そっくりそのまま凌統自信にも当てはまるなと思いながら、呂蒙は瞼を閉じた。



83馬岱と凌統「溶」と「卵」と「傷」を全部使って文章を作りましょう。

大学の授業が始まる2時間も前の早朝の時間、凌統は行きつけのカフェのカウンターに座っていた。
凌統は所詮一人暮らしの大学生である。
朝飯などはほぼ毎日食べずに過ごしていたのだが、最近親しくなった店員にそれを打ち明けたところ、酷く心配され、カフェの食材の余りで賄いを作るから食べていけと強く言われてしまった。
仕方なく眠い目を擦りながら来てみれば、食材の余りとはいえないくらいのボリュームのあるメニューに驚いた。
チーズの乗った厚焼きバタートースト2きれに、ハムサラダとスクランブルエッグ。そこに時々昨日の残りのスイーツがついたりして。そして、ミルクたっぷりのカフェオレを大きなグラス一杯にいただく。
カフェの賄いであるから味は全くの絶品であり、おかげで朝から美味い朝食にありつけている。
凌統は今日も出された朝食を食べながら、目の前で何かを作っている馬岱の動きを見ていた。
卵の卵白に少しずつ砂糖を加えながら泡だてていく。どんどん白く膨らんで行く様はまるで魔法のようだ。これだけではなく、馬岱の作るものはどれも魅力的だ。
その中でもやはり専門だというコーヒーの淹れ方は他と違う。決して繊細な指をしているわけではないのに、手が嬉しそうに動くというか、また馬岱の表情が優しくなって、見ているこっちも一体なにができるのだろうと子供のようにワクワクしながら魅入ってしまうのだ。
そんなことを考えていたら、馬岱が“いて”と、小さく呟いた。
「どうしたの?」
「ああいやあ、ちょーっと、こっちで砂糖を熱で溶かしてたんだけどねえ。その鍋に少し触っちゃった。いてて。」
「ちゃんと冷やしなよ?あんたの指って商売道具だろ?傷がついちまったらいけないんだろ?」
「あはは、そうだね。ご心配ありがとうねぇ。」
そういいながら、馬岱は近くのシンクの蛇口を捻り、勢いよく溢れる水に指を突っ込んで苦笑い。
全く。
凌統は鼻で小さく息をつきながら、モンブランをぱくりと一口食べた。
(全く。小さい傷ばっかり作って。そのうち大きな傷を作らないといいけどねえ。)
あの指にかかった甘い魔法が解けないように。
ああ。今日の朝食も、とても美味い。



84呂蒙と凌統は「勢」と「冷」と「断」を全部使って文章を作りましょう。

夜の出立だった。
呂蒙は冷えた夜風にあたって妙に強張る身体を押し殺すようにして、歩き出す。
「そんな身体で出陣かい?」
横から槍のような鋭さをもった声が飛んできて行く手を阻み、呂蒙は足を止めた。声の主の顔は見えないけれど、声の表情はいつもの皮肉の中に厳しさと労わりが含まれていることがわかる。
呂蒙はそれでも踵を返すことなく、ただ目の前に広がる殺伐とした灰色の岩肌を見据えていた。
声の主も一向に姿を現そうとしなかった。
呂蒙は口を開く。
「気配を消して待ち伏せているとはな。このあたりに斥候が潜んでいるのか?そのような連絡は入っておらんぞ。」
「違うよ。」
声の主が暗闇から浮かび上がるように姿を現した。凌統だ。
凌統は苦々しい表情をしているが、まさか。この男には知られているというのだろうか。
「潜んでるのは、病魔だろ?」
知られている。
呂蒙は、心の臓に針を突き立てられたような気持ちになったが、同時に安堵も覚えた。
そして、じっと凌統を見据えながら、皆には言ったのか?と尋ねると、目の前の男は大きな背を丸くして力なく首を横に振った。
だが、呂蒙は力強く首を縦に振ってみせる。
「いいぞ、そのまま誰にも言わんでおけ。」
「おい、冗談はやめろっつの。今あんたが死んだら・・・」
「いいのだ。病を患ったとて、俺は己が役目を果たすまで、進軍を断念することはあり得ぬ。」
「陸遜が泣く。」
「そうだな。」
「・・・・・・・・・・・・甘寧の野郎だって。暴れちまうかもしれないぜ。あんたを慕ってるってのに。」
その言葉を聞いた呂蒙は、つい目を丸くして笑った。
そして、幕舎につけていた黒馬に跨り、微笑んで凌統を見下ろした。
「お前の声で甘寧を気にかける言葉を聞くとは思わなかったぞ。」
「ちょっ、俺はあんたを心配して!」
「分かった分かった。無理はせんと誓おう。」
凌統の言葉を待たずして、生き急ぐように呂蒙は馬の腹を蹴った。
時は残酷だ。そして不公平である。
しかし、己の病を独りで抱えていた数刻前よりは幾分か気が和らいでいる。
(凌統に要らぬ心配をかけてしまったか・・・。)
確実に近付いている死の足音を感じる度、懐かしくもあり切なくもなった。
それでも荊州から関羽を、蜀勢を殺がなければいけない。それは己が使命なのだ。
馬を駆る呂蒙の顔は笑っていた。



85馬岱と諸葛亮と馬超は「生」と「笑」と「先」を全部使って文章を作りましょう。

諸葛亮は、自分自身の病が篤く、姜維という仁を継ぐ者が現れたこともあって、あまり宮に出仕せずに自宅で過ごす日々が多くなっていた。
主に日中は書物を読み耽り、内政や軍事的策を考えるのは時々である。陽が傾けば星を見て、床につく。昔のように晴耕雨読の日々。
蝋燭の炎を消して、床に身を横たえると深く息をついた。
静かな夜だ。虫の声すら聞こえない。
・・・静かになったものだ、この国も。
劉備もいなくなり、最近は趙雲までもがいなくなってしまった。
その時ふいに、何者かの気配を窓の向こうに感じて諸葛亮は起き上がった。

「諸葛亮殿ォ。」

気配を消しながら、ゆうるりと姿を現したのは、馬岱であった。
にこにこといつものように笑っている馬岱からはただならぬ気配を感じたが、諸葛亮は眉ひとつ動かさずにじっと見つめながら馬岱の様子を伺う。

「貴方でしたか、馬岱殿。」
「いやぁ。ちょっと、お話しようと思ってね。」
「話、ですか。」
「そうだよ。諸葛亮殿はもうすぐ逝っちゃうんだよねえ?」
「・・・人には、叶わぬものがあります。戦とはまた別の・・・。抗うより委ねることで、安らぎを見出せるのです。」
「そうだね、そうだよ。若もそうだったよ。少しずつ命が落ちて行くのが分かるんだよ。」

ああ、この人はと。
諸葛亮は、近くの羽扇で思わず唇を覆ってしまった。

(亡霊に、憑かれていますか。)

「馬岱殿。馬超殿は「若はきっとどこかで槍を奮ってるに違いないよね。ねえ、諸葛亮殿、若にあったら連れ戻してきてよ。俺はずっと待ってるって、伝えてよ。」
「馬岱殿、馬超殿はこの世にはいません。」
「あはは、そんなの嘘だって。」
「嘘ではありません。貴方が一番よく知っているはずです。」
「嘘だよ。だって、こんなに、若はさ、俺と一緒にいたんだって。俺は若としか生きる事が出来ないんだよ。ねえ、だから諸葛亮殿・・・」
「・・・心に留めておきましょう。」

馬岱は嬉しそうに去っていった。
そういうしかなかった。
彼の魂を鎮めるにはそれしかなかったのだ。
この先、あの将はどのように生きていくのか。生ける屍とならぬよう、諸葛亮はせめて星に向かって祈梼のまじないを唱えるしかできなかった。



86陸遜と凌統は「難」「裸」「下」を全部使って文章を作りましょう。(※)

己にそのような性癖があるとは、陸遜は思ってもいなかった。
今夜もこっそりと邸を抜け出して難なく宮に入り込む。
向かう先は孫策の部屋であった。


数か月前に偶々見てしまったのだ。
夜遅くまで宮に残り、策を練っていた時。
宮の庭の人影薄い場所から声が聞こえたので足を向けてみれば、裸で喘いでいる凌統と、それを貪る主君・孫策がくんずほぐれつ、獣のように絡み合っていたのだ。
思わず口元を抑え込み気配を消したが、どうしてかその場から離れられず見入ってしまった。
そして、何か違和感を感じてみれば己の下半身が反応しているではないか。
酷く驚き、戸惑ったけれども、それより高鳴る鼓動が煩い。興味もあった。
だから、陸遜は、己の下半身に手を伸ばして二人の絡み合いを眺めながら弄りはじめたのだ。
それのなんと気持ちのよいこと。
いけないことをしている自覚はあるが、その背徳感ですら快感に変わり、また凌統の色に染まった顔が何とも言えなくて、それから何度も足を運んでいる。

だから今日も孫策の部屋のほうへ行く。
窓からそっと覗いてみれば、既に裸になった凌統が寝台に横たわっていた。
そこへ孫策が来て、手を伸ばせばあとは絡み合うだけ。

(ああ、凌統殿・・・)

己を慰める手は、今まさに孫策に口で奉仕している凌統のそれだと妄想しながら、陸遜は恍惚の表情を浮かべた。
その時だった。
凌統が、こちらを見た。
陸遜は咄嗟に身を隠したが、確実に凌統は陸遜の存在を知っていて、さらに目があったのだ。

(私は・・・なんということを・・・!)
(ああ、でも・・・)
(多分私はそれでも、凌統殿、貴方を・・・)

もう後戻りはできないと、今更ながらに陸遜は思いながら続きは明日にしようと邸に戻ったのである。



87甘寧と孫策は「入」と「湿」と「徳」を全部使って文章を作りましょう。

「おい。」

部屋に入るなり甘寧は、病床にあった孫策の元を尋ねて乱暴に声をかけた。
豪奢な寝台に横たわっていたのは、小覇王と謳われた男とは程遠い、痩せて朽ちかけた病人であった。
けれど甘寧は容赦せず、随分と弛んだ胸元を掴みあげて孫策に馬乗りになった。
近くの従者が泣きそうな声で叫ぶ。

「凌統をあんな風にしたのは、てめぇか。」

低く怒りを孕んだ声が床を這う。
その声を聞いてうつろに甘寧を見つめていた孫策は、甘寧の首筋に赤い痕を見つけ、一気に老けたような顔に、僅かに笑みをたたえた。

「お前・・・凌統に手を出したのか。」
「だったらなんだ。あの野郎、壊れてやがる。平気で足を開くし、乗っかるし・・・。」
「いいじゃねえか・・・。」

甘寧は孫策を殴っていた。
従者がとうとう悲鳴をあげて、どこかに去ってしまった。人を呼びに行ったのだろう。時間は余りない。

「俺は凌統があんな野郎だと思ってなかった。ヤってる間、笑ってるのに目の奥が泣いてるんだ。ちっとも嬉しくねぇ。」
「・・・。」
「あんたに徳望はあったようだが、俺は信じねぇな。」

孫策は、寝台から身体が吹っ飛んで余りもの衝撃に立つことすらままらなかった。それでも何とか甘寧を見、ゆっくりと数度瞬きをした。

「・・・まあ、それは悪いと思ってるけどよ。湿った空気は嫌いだ。それは甘寧、お前も同じだろ?」
「・・・。」
「お前みたいな奴が、凌統を救えるのかもな。」
「・・・。」
「頼んだぜ。」

ゆるゆると孫策は寝台にのぼり、身体を横たえると深く息を吐いた。
静かになったので逝ってしまったのかと覗きこんでみれば、僅かに胸が上下していて少し安堵した。
頼まれたからには、やるしかない。
甘寧は、従者の声が近づいてくるのを感じながら、自ら部屋を出た。



88甘寧と凌統は「反」「出」「愛」を全部使って文章を書きましょう。

背中に感じる熱さは、閨に転がり込んだ時の体温に似ている。
無数の敵に囲まれた状態なのに、そんなに反吐が出る程の甘い考えが浮かんだのは、背中を預けている相手が相手だからだ。
「愛してるぜぇ!凌統!」
絶対絶命なのに胸が高鳴る。甘寧は咆哮して、向かってくる敵に刃を振り上げた。



89甘寧と凌統は「突」「酒」「心」を全部使って文章を書きましょう。

酒は普通に飲める。
けれど潰れた真似をするのは奴を困らせたいからだ。隣の甘寧が小さく溜息をついたよな。
しかし凌統は突っ伏していて分からない。
(安心しろや。ンな真似しなくてもよ、寝台に九仙にでもつれてってやる)
耳元で囁かれた言葉に顔が熱くなったが、これも酒のせいにしてしまえ。



90馬超と甘寧は「陰」と「眠」と「愛」を全部使って文章を作りましょう。
最近馬超は不機嫌だ。
というのも、大学に気に食わない奴がいるから。
講義中自分の席に座りこむなり、惰眠を貪る金髪の男。馬超の前の席に座るものだから嫌が応にも視界に入りこむし、わずかに漂ってくる煙草のにおいにも腹が立つし、教授が愛想をつかして何も言わなくなったのもまた腹が立った。
それが1カ月も続いているのだ。
そして今日、とうとういびきをかき始めたものだから、馬超は講義が終わったと同時に堪らず立ちあがり、前の席の男の前に仁王立ちになって、一点の陰りもない声で思い切り叫んだ。
「貴様!講座を受ける気がないのならとっとと出ていけ!」
すると、男は眠たそうな目をひとこすり、馬超を睨みつけた。
「ぁぁん?なんだテメェ。いきなりでけェ声出してんじゃねぇよ…。」
それだけを言い、男は気だるく席を立って教室を後にした。馬超は男を追いかけながらまくしたてる。
「逃げるのか貴様!」
「お前みたいなのは相手にするのが面倒なだけだ。」
「毎日毎日、どうしてそのように寝ることができる!少しは起きていたらどうだ!」
「っるせぇなぁ…。お前もどうしてそんなにキャンキャン吠えることできんだよ。」
ふらふらと甘寧は大学を出、最近凌統が通っているというカフェにでも行ってみるかとそちらのほうに足を向けた。
※岱凌のカフェパロつながり。

溜まったら随時更新していきたいと思います。